絶望経験のススメ パート3
2008.04.16 Wed
これまでの記事一覧はこちら
絶望のススメ 「アイデンティティの新陳代謝」
前回の記事のちょい反省 「アイデンティティ再構築の件」
絶望経験のススメ パート2 「絶望経験の詳細分析」
本日のメニューはこちら
-----------------------------------------------------------
済1、現実逃避と絶望経験の違いについて
済2、絶望経験のメリット・デメリット(アイデンティティ再構築前)
3、絶望経験のメリット・デメリット(アイデンティティ再構築後)
4、絶望経験の問題点と対策
5、アイデンティティ代謝の先にあるもの
-----------------------------------------------------------
3以降のテーマを考察していくよ!!!
まずは「絶望経験のススメ パート2」のおさらいをば。パート2では、日常用語として用いられる「絶望」が抱える2つのニュアンスを分類し、ここで述べている「絶望経験」がどのニュアンスの絶望を指しているかを説明した。加えて、アイデンティティ再構築の前後を2段階に分けて分析する事で、安全かつ効率的に絶望経験をするために必要なものが何かを検討した。そこで次は、アイデンティティが再構築された後の絶望経験について、考察を始める。
3、絶望経験のメリット・デメリット(アイデンティティ再構築後)
アイデンティティ再構築後という状態はすなわち、絶望の中で真理の光の欠片を繋ぎ合わせる事が出来た状態の事であり、言いかえるならば、複雑系な社会における事象の因果の一部を正確に認識できるようになる状態の事である。またここでは社会と言ったが、認識の範囲を拡大していけば、いずれはこの世のすべて、森羅万象のすべてがその対象となるだろう。
まぁ簡単に言えば、誤った認識が修正された状態とも言える。それが一番わかりやすいか。そこでその状態時におけるメリット・デメリットを考察。
<アイデンティティ再構築後メリット>
■自己矛盾を解消出来る
■安定した成長と繁栄を謳歌できる
■より強い自信・確信を持てる
■恐怖から解放される
■生きているだけで幸福感を見い出せる力がつく
など
過大評価するつもりはないが、他者から物事を教わる経験と比べても、自分の意識の中から真理を紡ぐ経験は、相当の精神的向上を与えてくれてるものだと思う。また、新しく獲得した認識は矛盾のない認識なのだから、それに即して生きれば王道とも言える安定かつ効率的な道を進む事が出来る。加えて、その過程で無知の知を知る事も出来たのだから、社会に対するアンテナの感度が変わり、見出す力を強く発揮できるようになる。
ただこうした充実感も、今の時点ではそれを経験した人々の事までしか知らないため、個体差のあるすべての個人がそうしたメリットを享受出来るかどうかはここでは断言しない。次はデメリットを考える。
<アイデンティティ再構築後デメリット>
■安定し過ぎて、突然降りかかる危機への対処が遅れる可能性がある
■さらなるアイデンティティ構築に夢中になって、仙人みたいになる
可能性がある
■攻撃性が弱まりやすい
など
デメリットは簡単に言えば、この世の秩序に魅了される事で、我が穏やかになりやすいという事である。ただ現実にはバグった希望を抱え続ける「暴走人間」みたいなタイプの人が多いため、個人的には武力・権力を否定する立場を絶対とってはいけないと思っている。武力は交渉の一手段、戦略のための必須項目と言ってよいだろう。富と力と知識は必須である。
4、絶望経験の問題点と対策
ここでは、これまで述べてきた分析を振り返りながら、絶望経験の問題点と対策を検討する。
問題点1「真理追求型絶望は時に病的な状態に至る点」
芥川龍之介のように自殺しないためにも、対策が必要な要素だと思われる。
対策「その道の先駆者の詳細情報を網羅する」
「自分の中で閉じこもらず、情報を共有出来る他者を見つける」
芥川龍之介の悲劇は、個人的には「知音の友」がいなかった事が問題ではないかと思っている。そのため俺は情報共有によって早く自分と似たタイプの仲間を見つけ出すべきと考えている。(ここでの「知音の友」とは自分の心をよく理解してくれる真の友を指す。)また出来るなら両親や家族、先祖達の経験を聞くというのも有意義だろう。多くの問題や誤認識に関して、先祖がすでに答えを見出しているというのはありがちな事だから。
問題点2「アイデンティティ崩壊時に衰弱する点」
身を守る術もなく心を丸裸にしているのだから、当然対策が必要。
対策「心の避難所をあらかじめ用意しておく」
ここで言う避難所とは、恐怖を感じずにいられる場所、完全に身を委ねる事が出来る場所、落ち着いて自分と向き合える場所、そういった場所である。キリスト教で言えば教会、イスラム教で言えばモスク、仏教で言えば境内などが挙げられるが、ようするにそういった礼拝まで出来る位の環境が望ましい。しかし入信してしまうと必ずある程度の思想の自由が奪われがちなため、宗教への入信はお勧めしない。
日本なら元々神道があるのだから、美しい自然の中に身を置くのもいいかもしれない。いずれにせよ、違和感を感じないでいられる場所、素の自分になれる場所があると心強いはずだ。リア充なら親友・家族との間にそんな関係を作ればいいだろうし、ドク夫ならペットや趣味を通してそんな場所を作ればいいだろう。
ただしここでは、空想の世界に旅立ってしまうような現実逃避にならないよう、社会との繋がりを保ち続ける事も重要である。
5、アイデンティティ代謝の先にあるもの
こうして一連の説明を続けてきたが、それではその先にあるものは何かというのが最後の考察テーマである。そして答えはすでに述べてあるとも言えるので、その因果を繋ごう。
アイデンティティ代謝によって社会やこの世の理を正確に認識出来るようになっていけば、恐怖もなくなり安定して成長・繁栄し続ける事が可能になる。そして因果による連続した大きな流れにも、安心して身を委ねることが出来るようになるとも言える。これはすなわち、自身の我を越えて、真理によって心の避難所が拡大した状態と言える。
そしてそれこそ、俺が情報共有を通してすべての兄弟たちと共有し、
生涯をかけて繋げていきたいもの、
 ̄ ̄ ̄  ̄ /  ̄ ̄ ̄/ // /  ̄ ̄/
―――― / / ' /
_/ _/ ___/ __/
/\___/ヽ
(.`ヽ(`> 、 /'''''' ''''''::::::\
`'<`ゝr'フ\ + |(●), 、(●)、.:| +
⊂コ二Lフ^´ ノ, /⌒) | ,,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
⊂l二L7_ / -ゝ-')´ + | `-=ニ=- ' .:::::::| +
\_ 、__,.イ\ + \ `ニニ´ .:::/ +
(T__ノ Tヽ , -r'⌒! ̄ `":::7ヽ.`- 、 ./|
ヽ¬. / ノ`ー-、ヘ<ー1´| ヽ | :::::::::::::ト、 \ ( ./ヽ
\l__,./ i l.ヽ! | .| ::::::::::::::l ヽ `7ー.、‐'´ |\-、
___________________________ __
│天│天│天│天│天│天│天│天│天│天│天│天│天│|天|
│国│国│国│国│国│国│国│国│国│国│国│国│国│|国|
そのものなのだ。
責了
以上、絶望のススメ!
御清聴ありがとうございました♪
∧_,,∧
. /\. (`・ω・´) /ヽ てんごく♪
| ● ⊂ ⊃ ● |
ヽ/ / く \ /
(ノ⌒ヽ)
<あとがき>
ところどころ宗教っぽいと思われる発想があるかも知れないっ!?けどそれは、単に色々と宗教を調べて、真理に思えた要素だけを抽出してアイデンティティを構築したからに過ぎないっす。俺が信じるものを敢えて挙げるとすれば、科学が俺の信仰の対象っす。まぁというか、信じるも何も科学は存在自体が真理の欠片っすけどね。
宗教上の嫌な経験をフラッシュバックさせてしまってたら申し訳ない!
俺の知的好奇心は雑食性なので・・・(> <;)。

